2026.01.30 教育・親子

親子で楽しむゼンタングル
子供の創造性と集中力を育む

親子でゼンタングル

「子供と一緒に、ゲーム以外の時間を楽しみたい」「集中力を養わせたい」——。 そんな親御さんに、ゼンタングルはぴったりの活動です。 この記事では、ゼンタングル認定講師(CZT)が、親子でゼンタングルを楽しむ方法を詳しく解説します。

1. 子供がゼンタングルをするメリット

ゼンタングルは、子供の成長にさまざまなプラスの効果をもたらします。

集中力の向上

現代の子供たちは、スマートフォンやゲームなど、刺激の多い環境にいます。 ゼンタングルは、一つのパターンを繰り返し描くことで、自然と集中力が養われます。 学校の勉強にも良い影響を与えることが期待できます。

創造性の開花

「間違いがない(No Mistakes)」という哲学のもと、子供は自由に線を描くことができます。 この自由な創作体験が、創造性を育みます。 正解を求められる学校教育とは違い、自分の感性を信じる力が身につきます。

自己肯定感の向上

15分〜30分で一枚の作品が完成するため、「できた!」という達成感を得やすいのが特徴です。 この小さな成功体験が積み重なり、自己肯定感が高まります。

手先の器用さ

細かいパターンを描くことで、手先の器用さが養われます。 これは、書道や楽器演奏などにも良い影響を与えます。

2. 何歳から始められる?

一般的には、7歳以上(小学校低学年)から始めるのがおすすめです。

年齢別のアプローチ

  • 5〜6歳: 大きな紙に、太めのペンで簡単なパターンを描く
  • 7〜9歳: 公式タイル(9cm×9cm)に、基本的なパターンを描く
  • 10歳以上: より複雑なパターンや、シェーディング(陰影)にも挑戦

ただし、年齢はあくまで目安です。 お子さんの発達段階や興味に合わせて、柔軟に調整してください。

3. 子供におすすめの簡単パターン

以下のパターンは、子供でも簡単に描けて、達成感も得やすいものです。

Crescent Moon(クレセントムーン)

三日月のような形を繰り返し描くだけのシンプルなパターンです。 曲線を描く練習にもなり、リラックス効果も高いので、子供にぴったりです。

Tipple(ティップル)

小さな丸(点)をたくさん描いて、グラデーションを作るパターンです。 絵が苦手な子でも、点を打つだけなので気軽に取り組めます。

Static(スタティック)

ランダムに直線を引いて、空間を埋めていくパターンです。 ルールが少ないので、子供の自由な発想を引き出せます。

Florz(フロルツ)

花のような形を描くパターンで、女の子に人気です。 S字曲線と丸を組み合わせるだけなので、簡単に可愛い作品が完成します。

詳しい描き方は、タングル図鑑をご覧ください。

4. 親子で楽しむ3つのコツ

親子でゼンタングルを楽しむために、以下のポイントを意識してみてください。

コツ1: 一緒に描く

子供に「描いてごらん」と言うだけでなく、親も一緒に描きましょう。 大人が楽しんでいる姿を見ることで、子供も興味を持ちやすくなります。 また、一緒に描く時間が、親子のコミュニケーションの場にもなります。

コツ2: 比較しない、評価しない

「上手だね」「ここはもっとこうした方がいいよ」といった評価は避けましょう。 ゼンタングルは、「間違いがない」という哲学のもとで行うものです。 子供の作品を、ありのまま受け入れることが大切です。

コツ3: 小さな目標を設定する

最初から一枚のタイルを完成させるのは難しいかもしれません。 まずは、「一つのパターンを3回繰り返す」など、小さな目標から始めましょう。 達成できたら、たくさん褒めてあげてください。

5. 親子ワークショップのアイデア

自宅で親子ワークショップを開いてみるのもおすすめです。

アイデア1: テーマを決めて描く

「海」「森」「宇宙」など、テーマを決めて、それぞれが好きなパターンで表現してみましょう。 最後にお互いの作品を見せ合うと、会話が弾みます。

アイデア2: 一枚のタイルをリレー形式で完成させる

親が最初のパターンを描き、次に子供が別のパターンを描く——。 こうして交互に描いていくと、一枚の共同作品が生まれます。

アイデア3: しおりやカードに応用する

完成した作品を、しおりやメッセージカードに仕立ててみましょう。 おじいちゃん、おばあちゃんへのプレゼントにも喜ばれます。

6. 学校教育への導入事例

ゼンタングルは、世界中の教育現場で導入され始めています。

導入例1: 図工の授業

アメリカやイギリスの小学校では、図工の授業でゼンタングルを取り入れています。 子供たちの集中力が高まり、授業が静かになったという報告もあります。

導入例2: 特別支援教育

注意欠陥・多動性障害(ADHD)や自閉症スペクトラム障害(ASD)のある子供たちにも、 ゼンタングルが効果的であることが分かっています。 繰り返しのパターンが、心を落ち着かせ、集中を促します。

導入例3: 放課後プログラム

日本でも、学童保育や児童館で、ゼンタングルのワークショップが開かれています。 ゲームやスマートフォンとは違う、創造的な時間として人気です。

7. 家庭で始めるためのステップ

今日から親子でゼンタングルを始めるための、簡単なステップをご紹介します。

ステップ1: 道具を揃える

最初は、家にあるペンとメモ帳で十分です。 慣れてきたら、Pigma Micronペンや公式タイルを購入してもいいでしょう。 詳しくは、道具ガイドをご覧ください。

ステップ2: 簡単なパターンから始める

Crescent MoonやTippleなど、シンプルなパターンから始めましょう。 タングル図鑑で、描き方を確認できます。

ステップ3: 定期的に楽しむ

週に1回、日曜日の午後に「ゼンタングルタイム」を設けるなど、 定期的に楽しむ時間を作ると、習慣化しやすくなります。

8. 親子でゼンタングルを楽しむ際の注意点

最後に、いくつかの注意点をお伝えします。

無理強いしない

子供が興味を示さないときは、無理に続けさせないことが大切です。 別の日に、また誘ってみましょう。

時間を決める

最初は10〜15分など、短い時間から始めましょう。 長時間になると、子供が飽きてしまうこともあります。

作品を大切にする

完成した作品は、捨てずに飾ったり、ファイルに保管したりしましょう。 子供の成長の記録にもなります。

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