2026.01.30 歴史・文化

ゼンタングルの歴史
創始者リック&マリアの誕生秘話

ゼンタングルの歴史

「ゼンタングルは、いつ、どのようにして生まれたのか?」——。 この記事では、ゼンタングル認定講師(CZT)が、2004年にアメリカで誕生したゼンタングルの歴史を詳しく解説します。 創始者の出会い、名前の由来、世界への広がりまで、ゼンタングルのストーリーをお楽しみください。

1. 2004年:すべての始まり

ゼンタングルは、2004年にアメリカのマサチューセッツ州で誕生しました。 創始者は、リック・ロバーツ(Rick Roberts)とマリア・トーマス(Maria Thomas)の二人です。

リック・ロバーツとは

リックは、元僧侶であり、瞑想やマインドフルネスの実践者でした。 長年、禅の修行を積んできた彼は、「今、ここに集中する」ことの大切さを深く理解していました。 また、金融業界でのキャリアもあり、ビジネスの視点も持ち合わせていました。

マリア・トーマスとは

マリアは、カリグラフィー(西洋書道)のアーティストでした。 美しい文字や装飾的なパターンを描くことに情熱を注いでいました。 ある日、彼女は自分がパターンを描いているときに、深いリラックス状態に入っていることに気づきました。 「この感覚を、他の人にも伝えたい」——。そう思ったマリアは、パートナーであるリックに相談しました。

2. 運命的な出会いと発見

リックとマリアは、マリアの体験を分析し始めました。 リックは、マリアが描いている瞬間に起きていることが、「瞑想状態」と似ていることに気づきました。

「描く瞑想」の誕生

二人は、繰り返しパターンを描くことで、誰でも簡単に瞑想的な体験ができるのではないかと考えました。 そして、誰でも取り組める「メソッド」として体系化することを決意しました。 こうして、「描く瞑想」としてのゼンタングルが誕生したのです。

3. 「Zentangle」という名前の由来

二人は、この新しいアートメソッドに名前をつけることにしました。

Zen(禅)

リックの禅の経験から、「Zen(禅)」という言葉を取り入れました。 これは、マインドフルネスや瞑想的な体験を象徴しています。

Tangle(絡まる)

マリアの描くパターンが、まるで糸が絡まるように見えたことから、「Tangle(絡まる)」という言葉を加えました。 こうして、「Zentangle(ゼンタングル)」という造語が生まれました。

4. メソッドの確立と商標登録

リックとマリアは、ゼンタングルを単なるアートではなく、「誰でも実践できるメソッド」として確立しました。

8つのステップ

彼らは、ゼンタングルを描く手順を「8つのステップ」として体系化しました。 これにより、初心者でも迷わず始められるようになりました。

「No Mistakes(間違いがない)」という哲学

リックとマリアは、「すべての線が、作品の一部として受け入れられる」という哲学を打ち出しました。 これにより、アートに苦手意識を持つ人でも、気軽に取り組めるようになりました。

商標登録

2006年、「Zentangle」という名称とロゴが商標登録されました。 これにより、公式のメソッドとしての地位が確立されました。

5. 世界への広がり

ゼンタングルは、瞬く間にアメリカ全土、そして世界中に広まりました。

CZT(認定講師)制度の開始

2007年、リックとマリアは、CZT(Certified Zentangle Teacher)という認定講師制度を開始しました。 4日間の集中セミナーを受講することで、誰でもCZTになることができます。 現在、世界中に数千人以上のCZTがいます。

書籍の出版

2010年代以降、ゼンタングルに関する書籍が次々と出版されました。 英語だけでなく、ドイツ語、フランス語、日本語など、多言語で翻訳されています。

SNSでの拡散

Instagram、Facebook、Pinterestなどのソーシャルメディアで、ゼンタングルの作品が共有されるようになりました。 ハッシュタグ「#zentangle」は、数百万件の投稿があります。

6. 日本への上陸

ゼンタングルが日本に紹介されたのは、2010年代初頭です。

日本人CZTの誕生

2010年代半ば、日本人初のCZTが誕生しました。 以降、日本でもゼンタングルのワークショップや講座が開催されるようになりました。

日本語書籍の出版

「はじめてのゼンタングル」(さとういずみ著)など、日本語の書籍も出版され、 日本でもゼンタングルの認知度が高まりました。

企業や教育現場への導入

現在、日本でも企業の福利厚生プログラムや、学校の図工の授業などで、ゼンタングルが導入されています。

7. ゼンタングルの進化

誕生から20年以上が経ち、ゼンタングルは進化を続けています。

Zentangle Inspired Art(ZIA)

公式のゼンタングルは白黒が基本ですが、応用として色を使った「ZIA(ゼンタングル インスパイアード アート)」が生まれました。 これにより、表現の幅がさらに広がりました。

オンラインでの普及

公式サイト(zentangle.com)では、オンラインでタングルのステップが公開されています。 また、YouTubeやZoomを使ったオンラインワークショップも盛んに行われています。

医療・福祉分野への応用

ゼンタングルは、ストレス軽減や認知症予防の効果が期待され、医療機関や高齢者施設でも取り入れられています。

8. リックとマリアからのメッセージ

リック・ロバーツとマリア・トーマスは、今も活動を続けています。 彼らは、ゼンタングルを通じて、「誰もが創造性を持っている」ということを伝え続けています。

公式の言葉

「ゼンタングルは、アートではなく、あなた自身を発見する旅です。 間違いは存在せず、すべての線が、あなたの物語の一部なのです。」

9. これからのゼンタングル

ゼンタングルは、これからも世界中で愛され続けるでしょう。 デジタル時代だからこそ、アナログな「手を動かす」体験が、改めて注目されています。

あなたも、ゼンタングルの歴史の一部になってみませんか?

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