「親の物忘れが心配」「自分もいつか認知症になるのでは」——。 高齢化が進む日本では、認知症は多くの家族にとって切実な問題です。
厚生労働省の推計では、2025年には65歳以上の約5人に1人が認知症になると予測されています。 だからこそ、日常の中でできる「予防習慣」が重要です。 この記事では、ゼンタングル®認定講師(CZT)として、がん患者への心のケアを含む 累計4万人以上の方々にゼンタングルを届けてきた私が、 ゼンタングルと認知症予防の関係を解説します。
1. なぜ「手を動かす」ことが脳を守るのか
脳科学の研究では、「手を動かす」ことが脳の広い領域を活性化させることが示されています。 特に指先の細かい動きは、前頭葉(判断・計画)・頭頂葉(空間認識)・ 運動野など、複数の脳領域を同時に使うため、脳トレとして非常に有効です。
認知症予防に「アート」が注目される理由
近年、絵を描くこと・音楽を楽しむことといった「アート活動」が、 認知症の発症や進行を遅らせる可能性があるとして、医療・福祉の現場で注目されています。 アート活動は、記憶・感情・創造性・運動といった複数の認知プロセスを同時に刺激します。 これが「脳の予備能力(コグニティブリザーブ)」を高め、認知機能の低下を緩やかにすると考えられています。
2. ゼンタングルが認知症予防に適している4つの理由
① 「絵心」がなくても始められる
一般的な絵画は「何を描くか」「うまく描けているか」という評価が伴いますが、 ゼンタングルには「間違いがない」という哲学があります。 シンプルなパターンを繰り返すだけなので、絵が苦手な方でも抵抗なく取り組めます。 この「失敗しない」という安心感が、高齢者の方が継続しやすい理由の一つです。
② 指先の細かい動きで脳全体を活性化
ゼンタングルは、細いペンで繊細なパターンを描くアートです。 指先の微細な動き、線の向きや圧の調整、空間のバランス感覚—— これらの複合的な動作が、脳の多くの領域を同時に刺激します。 特に、前頭前野の活性化は認知機能の維持に直結します。
③ 集中と達成感が「生きがい」をつくる
一枚のタイルを描き終えたときの達成感は、年齢に関係なく人の心を豊かにします。 「今日も作品ができた」という小さな満足の積み重ねが、 生きがいや自己効力感を育み、精神的な健康を維持する力になります。
④ 社会的なつながりを生む
ゼンタングルはワークショップ形式で楽しむことができます。 グループで描く時間は、会話・笑い・共感を生み、孤立を防ぎます。 社会的なつながりが認知症予防に重要であることは、多くの研究で示されています。
3. 医療・福祉現場での実績
株式会社タングルシードの代表・古橋美鳥は、2018年から8年にわたり、 認定NPO法人 淡海かいつぶりセンター、特定非営利活動法人ともいき京都にて、 がん患者の方々やそのご家族へのケアとしてゼンタングルを提供してきました。
また、高齢者施設や医療機関でのワークショップを通じて、 「描いている間は痛みを忘れられる」「久しぶりに集中できた」という声を数多くいただいています。 ゼンタングルは、医療・福祉の現場においても、 心の安定と認知機能の維持に貢献できるアートとして認識されています。
4. 家族で取り組む認知症予防ゼンタングル
親世代へのおすすめパターン
初めて取り組む高齢の方には、シンプルで達成感のあるパターンから始めましょう。 Tipple(丸を並べる)、Crescent Moon(半円の繰り返し)は、 手順が単純でありながら美しい仕上がりになるため、喜ばれやすいパターンです。
一緒に描く時間のつくり方
親と子が一緒に、同じパターンを描く時間は、会話のきっかけにもなります。 「これはどうやって描くの?」「こうしたらきれいだよ」——そんなやり取りの中に、 心の温もりと脳の刺激が生まれます。 プレゼント用のカードや、記念のタイル作りを目標にするのもおすすめです。
5. 始めるのに「遅すぎる」ということはない
「もう70代だから」「手が少し震えるから」——そんな心配は不要です。 ゼンタングルには、完成形の正解がありません。 それぞれの線が、そのままその人の作品です。
大切なのは、結果ではなく「描いているその時間」そのものです。 ペン一本と、小さな紙一枚。今日から始められる、脳への最高のプレゼントを、 ご自身に、そして大切な家族に贈ってみませんか。
認知症予防の第一歩を、今日のゼンタングルから
株式会社タングルシードでは、ご高齢の方や介護施設向けのプログラムも承っています。 まずは無料のスターターガイドで、ゼンタングルの世界をご体験ください。 ご家族へのプレゼントにもぜひどうぞ。
無料プレゼントを受け取る 法人・施設向けのご相談